インテリアデザインに再び脚光:大胆なパターンとマキシマリズムの美学
- VIVIFY Team

- 2024年12月2日
- 読了時間: 2分
近年、空間の個性やストーリー性を大切にする潮流の中で、大胆な色や柄を取り入れた「マキシマリズム」スタイルが再び注目を集めています。ミニマルで統一感のあるデザインが長年支持されてきた日本においても、“自分らしさ”や“高揚感”を求める人々の間で、空間演出のあり方が変化しつつあります。
マキシマリズムとは?ミニマルとの対比で見るその魅力
マキシマリズム(最多化)は、“Less is more” ではなく、“More is more” の発想。ミニマリストは、生活感と人工性の低い、シンプルな空間を求める一方、マキシマルなテイストを好む方は、多くの要素のハイセンスな組み合わせを求めます。色彩豊かな生地のカーテンや壁紙、装飾的な照明や家具、建築的なアクセントで構成される、視覚に訴える空間演出になります(もちろん、空間以外のデザインにおいても「ミニマル」と「マキシマル」が同じトレンドを辿っています)。
一見すると自由奔放に見えるこのスタイルも、実は構成美やバランス感覚が非常に重要。“あえての柄合わせ”や“意図ある混沌”が、現代的な洗練につながっています。
2025年下半期で注目されるパターン・モチーフ
アールヌーヴォーな花柄:自然界の曲線や植物モチーフが、温かみとエレガンスをもたらします。
ストライプ×ビビッドカラー:空間に動きとリズムを与え、遊び心あるモダンスタイルに。
アニマルプリントや抽象模様 小物やラグで取り入れるだけでも、非日常感のあるアクセントに。
素材・色・配置の工夫で “洗練された豊かさ” を実現
マキシマリズムで失敗しない鍵は、素材感や色の調和、空間の「間」のとり方にあります。ビロードやラタン、ブラス(真鍮)といった質感の違う素材を掛け合わせながらも、色彩に共通のトーンを持たせたり、アートと家具の配置に“余白”を作ることで、空間に知的な遊びと美しさが生まれます。
日常の中に非日常を感じられる空間こそが、今、多くの人に求められています。マキシマリズムはただの装飾過多ではなく、感性とストーリーを反映させる新たなインテリアの形です。
VIVIFY では、海外トレンドと日本の美意識を融合したインテリアデザインを提案しています。住宅・商業空間・ホテルなど、用途やブランドに合わせて、洗練されたマキシマリズムやパターン使いを取り入れたプランニングをフルオーダーで対応しています。お気軽にご相談ください。















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